KOTEのブログ

50代に突入したもののいまだに教育費から解放させてくれません。子育て終了し次第残りの人生は遊び倒します!趣味はマラソンとキャンプに加えてスキーも復活する予定!

第3回、中学2年で英検準2級取得!これが後に息子を助ける!

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photo by O-DAN

 

内申悪すぎて家族会議開催

 

前回からの続きです。2018年3月~2018年7月頃の話です。

 

中2の後期の内申でまさかの「32」をたたき出した息子。

 

そして家族会議開催。

 

  • 本当に公立志望で大丈夫?
  • 今の塾で大丈夫?

 

上記2点が主なテーマ。

 

がしかし。

 

当の本人は特に落ち込んでいるわけでもなく、何を大騒ぎしてるんだと言わんばかり。

 

そして興奮してるのは親ばかり。

 

特に母親の鼻息は荒い😤

 

本人は具体的にどうこうしたいと言った意見はなく(中学生ぐらいだとそんなもん?)、親からこうしたらとかああしたらとかの意見に対して嫌な場合は反対だけはしてきます。

 

「それはやだ」とか「無理!」とか。

 

塾については湘ゼミアルファからHi-STEPに移ったほうがいいんじゃないか、とか。

 

内申やらかしたから公立もう厳しいから早稲アカにして私立に絞るか、とか。

 

どちらも「絶対やだ」とか「めんどくさい」との回答。

 

あとは話の途中途中で「きしょ」とか「うざ」とか「カス」とかってワードをぶち込んできます。

 

悪態つきながらじゃないと話できないみたいです。

 

私の言葉も決してきれいではないですが。

 

とにかく環境が変わるのをすごく嫌がってましたので、本人がそこまで嫌なら無理して変える必要もないか、となりました。

 

喧々諤々ああでもないこうでもないと話した結果、結論としては結局「今のまま継続。なるべく頑張る」という、作戦めいたことは何もない結論に至りました。で、中3での内申も頑張ると言うので「じゃあ頑張れ」ということで家族会議終了。

 

とは言え、親の私。

 

この頃からうっすらと「本当に公立大丈夫か?」的な一抹の不安はよぎってはいました。

 

英検準2級取得! これが後に息子を助ける!

 

ただ、この頃1つ良いことがありました。

 

英検準2級に合格したのです。

 

中3になったら本格的に受験勉強で忙しくなるだろうから、中2のうちにとっておきなさいという母親の強い勧めで、かなり不貞腐れながら勉強ししぶしぶ受けたのでした。

 

中2でしぶしぶ受けて準2級受かるもんか?

 

自分ごとで振り返ると、中2のときには英検4級をとりました。

クラスの中では早いほうだったと思います。

結構必死に勉強した記憶があります。 

 

まあ30年前の話ですが。

ヤンキーだらけの学校でしたし。

男子は半分は普通に部活でスポーツやる。

 

残りの半分は武道の道へ。

戦うことばかり考えている彼ら。

流行ってたのは極真空手とボクシング。

 

すいません。横道にそれました。

 

30年前と今ではもちろん違うとは思いますが。

 

たいした対策もとらずにしぶしぶ受けて合格するという。

 

正直この頃から時々思うことがありました。

 

「あ、こいつは俺よりは出来がいいんだな」

 

で、英検準2級。

 

併願校を探す際に英検準2級で内申に1点加点される高校がありますので、その際に有利になればと思ってましたが、これがあとで大きく響くのでした。

 

神奈川県進学模試の結果(2018年3月と7月)

 

さて、この頃の模試の結果です。数値は偏差値です。

 

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神奈川県進学模試の結果(2018年3月と7月)

 

3月のほうは約4,500人中500位ぐらいの順位です。

 

S値では550人中400位ぐらい。

 

S値とは模試の5科の結果だけではなく+特色+内申まで含めた総合順位です。内申はこの時点では中2の結果が3倍されてます。

 

息子の場合は中学2年の内申「32」×3倍=「96」で計算。

 

この3月の模試では息子は3つぐらい記載できる志望校の欄になぜか横浜翠嵐しか記載してませんでした。

 

7月のほうはテスト結果は良かったです。5,000人中300位ぐらい。

 

数学はなんと1位!

 

100点とりました!

すごい!

偏差値79って。

 

そしてふたたびこう思う訳です。

 

「あ、こいつは俺よりは出来がいいんだな」

 

しかし、全く動じない、ブレない人がいます。

 

そうです。

母親です。

 

「こんなの基本なんだからとって当たり前!」

 

みたいなこと平気で言い放つ。

 

「ちゃんとやればこれぐらいとれるのよ」

 

みたいな。

 

偏差値79を当たり前って言ってしまえる人。

 

「は?」ってなります。

 

ちゃんとやっても滅多にとれんと思うが。

 

言うは易し行うは難し!

 

の真逆をいく人です。

 

言うは易いので言いたいだけ言いっぱなし。

 

みたいな。 

 

ある意味すごい人です。

 

 

横浜翠嵐

  • 5科 170位/約540人
  • S値 340位/約540人

 

YSF

  • 5科 8位/約120人
  • S値 33位/約120人

 

希望ヶ丘

  • 5科 2位/約160人
  • S値 18位/約160人

 

という結果でした。

 

これを見る限り翠嵐は3年の内申を上げないと厳しいですが、現時点でのこの内申でもYSFとか希望ヶ丘は大丈夫なのか?とか糠喜びしてました。

 

アドバンス模試(2018年4月、5月、6月、7月)

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アドバンス模試(2018年4月、5月、6月、7月)

 

アドバンス模試という模試があります。

 

ものすげー難しい模試です。

 

湘ゼミアルファでは中学3年生からは毎月受けることになります。このテストの受験者となるのは湘ゼミアルファ生の他には早稲アカ生が大多数。

 

難易度が高くとても難しい模試です。

広く一般から受験者が集まるわけではない為、母数となる人数が少ないです。

 

<4月>

3科が2,000人ぐらいで、5科が1,200人ぐらいの受験者数。

 

<7月>

3科が2,700人、5科が1,800人ぐらいの受験者数。

 

受検者数が少ないですよね。 

 

早稲アカ生は多分ほとんど3科目での受験者が多いのではないかと思います。国立や開成など5科目受験も考えている生徒さんは理社も含めた5科も受けていると思います。湘ゼミアルファ生は公立を志望する生徒も多いので5科で受ける生徒もいます。息子もそうです。

 

アドバンス模試は神奈川県進学模試などの一般的な模試と比較すると偏差値はかなり低く出ます。受験者の母集団のレベルが高いので当然そうなります。

 

問題の難易度も高く、難関私立や国立向けの問題が出ます。多分ですが、一般の模試と比べて10~15ぐらいは低くなります(もっとかも)。

 

4月の偏差値は3科で55、5科で53でした。

 

目指す学校によりますが、これは全然悪くないです。

むしろ良いぐらい。

 

ただ息子のように中2からアルファに入った生徒にとっては中3の4月は偏差値が出やすい月でもあります。

 

中2までは一般クラスにいて中3からアルファに入ってくる生徒さんもそれなりにいます。その生徒さんたちはそれまで国私立向けの対策はしてないので、国私立向けの難しいテストを受けるのはほとんど初めてなのです。

 

アドバンス模試での志望校への合格率は下記の通り。

 

4月の結果

  • 慶應義塾 82%
  • 立教新座 90%
  • 早稲田本庄 68%
  • 法政二 89%。

 

5月の結果

  • 慶應義塾 69%
  • 早大学院 65%
  • 法政二 84%
  • 立教新座 85%

 

6月の結果

  • 慶應義塾 43%
  • 早大学院 37%
  • 法政二 55%
  • 中央杉並 52%

 

7月の結果

  • 慶應義塾 20%未満
  • 早大学院 43%
  • 法政二 61%
  • 中央杉並 56%

 

夏に向かって模試の結果がどんどん下がっていきました。下がっていく結果にモチベーションをキープするのは難しかったと思います。

 

親としてもこういうときの接し方は難しいです。

 

夏に向かって暗黒時代へ突入 

 

一般的には模試の結果で一喜一憂するなって言われますけど、頭ではもちろん理解できますが実際にはなかなか難しいですね。

 

我が家では毎回バカみたいに一喜一憂してました。

 

模試で良い結果が出ればうぉーってなって喜んじゃいますし、ダメならガーンってなって落ち込むわけです。

 

親も冷静でいることは難しいですし、むしろ親のほうが一喜一憂してます。

  

息子にとっては4月の模試はターニングポイントになったと思います。

 

それまでは考えてもいなかった、まさか自分が届くとは思ってもいなかった慶應義塾高校が、模試だからと、気軽な気持ちでいくつか志望校を書けるからと、試しに書いてみた結果がなんと82%で合格圏。

 

「え?おれ慶應受かる?」

 

それから急に私立を、特に早慶を意識し始めたのは明らかでした。

 

そしてそれは親も例外ではありません。

私はもちろん、妻もギラリとした野望が心の中に芽生えた瞬間でもあったわけです。

 

 

受験生にとっては夏が勝負。

 

夏を制する者は受験を制す。

 

なんて言われてますけど、まさにこれから勝負の夏に突入していくにつれて、模試での結果はどんどん下がっていったのでした。

 

中3からアルファクラスに入った子達も徐々に慣れ始め、さらに自分たちは後から入ったから追いつかなくてはという必死な思いも相まって、夏を迎えるころになると4月には先行者利益をむさぼっていた息子もすっかり吸収され、むしろ後塵を拝する状況になっていたのでした。

 

ちなみに息子はこの4月のアドバンス模試の結果が年間を通しての最高スコアとなったのでした。

 

この4月の結果以降、本番の慶應の受験までの間にもう二度と合格圏は出ませんでした。

 

第4回へと続きます✋